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年末年始休診のおしらせ

名残惜しいですが院内のクリスマスツリーを片付け、
いよいよ年末モードとなりました。

年末年始は、12月28日(木)から1月4日(木)まで休診とさせて頂きます。

新年は5日㈮からの診療となりますのでよろしくお願いを致します。


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インフルエンザ予防と口腔ケアについて ~最近の研究結果から~

 今年は例年よりも早くインフルエンザの流行が始まり、尚且つ例年以上のインフルエンザの大流行が予想されています。我が家の子供達もやっと予防接種を受けられホッとしているところです。

 さて、過去の疫学調査などで、適切な口腔ケアの実施によりインフルエンザの発症が減少するという報告があり、院内新聞でもご紹介させて頂いたことがありましたが、その科学的根拠やメカニズムについては不明な部分が多くありました。例えば一つの要因として、口腔内細菌の出す酵素や毒素には粘膜組織を破壊し細菌やウイルスの体内への侵入を容易にさせてしまうものがあり、それにより感染が生じやすくなるのでは?と漠然と考えられていたりしていましたが、ここ数年の間に研究が進んだことにより多くの知見が得られ、インフルエンザと口腔ケアの関係性がはっきりとわかるようになってきましたのでご紹介させて頂きたいと思います。

 わが国では、毎年約1000万人がインフルエンザウイルスに感染し、そのうち乳幼児や高齢者を中心に約1万人が死亡すると言われています。身近ではありますが、決して侮ることができない感染症だということはご存知の通りです。
 そして、以前より、このインフルエンザウイルスは常在細菌が存在する口腔や鼻腔から感染することから、ウイルス、常在細菌、宿主(人間)の三者に密接な関係性があるのではないかと考えられてきました。

 通常インフルエンザウイルスが我々の体内に入ると、ノイラミニダーゼという酵素(NA)を産生し、その酵素の種々の働きにより我々の体の細胞内で増殖をしていきます。タミフルやリレンザ等のインフルエンザ治療薬はノイラミニダーゼ(NA)阻害薬であり、このノイラミニダーゼ(NA)を阻害することで体内でのインフルエンザウイルスの増殖を抑えるというメカニズムを持っています。つまり、インフルエンザウイルスが我々の体内で増殖し発症するためには、ノイラミニダーゼ(NA)という酵素の存在がとても重要になるのです。

 ところが最近の研究により、口腔や鼻腔に存在する常在菌の中にはこのノイラミニダーゼ(NA)と同じ働きをするタンパク質を産生する細菌が多数いることがわかってきました。つまり口腔内の細菌がインフルエンザウイルスの感染、発症そのものを手助けしてしまうということになります。更に、この口腔内細菌由来のノイラミニダーゼ(NA)の中には、抗インフルエンザウイルスによるノイラミニダーゼ阻害作用を受けないものがあり、その結果、タミフルやリレンザ等のインフルエンザ治療薬が効きにくくなるということもわかりました。
 また、唾液の中にはインフルエンザウイルスの感染性を抑制する物質が存在するものの、細菌やウイルス由来のノイラミニダーゼ(NA)によりその抑制効果が阻害されてしまうこともわかってきました。

 これらの結果から、しっかりとした口腔ケアを行い口腔内の衛生状態を保ち、口腔内の細菌の減少を図ることで、インフルエンザウイルスによる感染やインフルエンザの発症をしにくくさせることができ、また発症した後インフルエンザ治療薬を使用する際にも治療薬の効果を発揮させることができるということがわかります。
 最初にも書きましたように、インフルエンザは乳幼児やご高齢の方、持病をお持ちの方などで重篤化しやすいので注意が必要です。

 年末年始は、買物や帰省・旅行などで人の移動が激しくなり、インフルエンザも蔓延しやすくなります。休息や栄養を充分に摂り、予防ワクチンの接種や手洗いうがい、室内や口腔内の乾燥防止などの基本的予防に加えて、適切な口腔ケアを行って頂き、インフルエンザ予防の一助にして頂ければと思います。


休診のお知らせ

11月4日土曜日は、研修会出席のため休診とさせて頂きます。
また、11月2日木曜日は通常診療致します。
宜しくお願い致します。

[口腔ケア」という言葉をご存知でしょうか? ~最近の研究から~ その3

 私たち自身が日々行っている口腔ケアの主な目的の一つにバイオフィルム(プラーク)除去というものがあります。
では、このバイオフィルム(プラーク、歯垢、昔は「歯くそ」とも言われました。)というものは一体何物なのでしょうか?

みなさまは、歯の表面に膜状にこびりついたバイオフィルムを見かけたことがあると思います。これをただの食べかすだと思っている方も多くいらっしゃいますが、実はこのバイオフィルムは食べかす等ではなく、生きた細菌そのものなのです。

ではこの細菌達は、いったい我々にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

そもそも私たちの口の中には、口腔常在菌という300~700種類位の細菌が生息しており、その数はなんと唾液1ml中に100万~1億個、バイオフィルム1mg中には1000億個もの細菌が生息しています。これは糞便1mg中の細菌数とほぼ同じ数になります。
お口の中全体で考えると、菌が少ない方でも1000億~2000億個、菌の多い方では1兆を超える数の細菌が生息しています。
そしてこれらの菌の巣こそがバイオフィルムなのです。
更には、時間の経過と共に、このバイオフィルムを構成する細菌がたちの悪い種類の細菌に変化していくという特徴があります。
ですので、バイオフィルムを悪い菌主体のものへと変化させないうちに早めに除去しておく必要があるのです。

最近の研究では、これらのバイオフィルムが歯周病やむし歯などの口の中のトラブルだけではなく、強力な発ガン物質の生成や、血管内皮の障害などによる糖尿病の悪化や老化の促進、粘膜免疫機能への影響や、誤嚥性肺炎の原因など多くの病気や健康阻害の要因になることがわかってきています。

このように、口腔ケアは私たちの健康な生活を維持したり、病気の治癒や悪化を防いでくれる効果があります。
是非、みなさまお一人お一人に合った正しい口腔ケアの方法を知って頂き、日々実践して頂ければと思います。

これまでお話させて頂いた内容につきまして、もっと詳しくお知りになりたかったり、何かご質問等がございましたら遠慮なくお尋ね頂きたいと思います。



夏季休診のおしらせ

8月13日(日)~16日(水)は、夏季休診とさせて頂きます。
臨時診療日として、
8月10日(木)と8月17日(木)は、16時まで診療致します。
また、8月17日(木)は、16時から矯正歯科外来となります。

診療体制が通常と異なりますので、ご注意くださいますよう
宜しくお願い致します。