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審美歯科治療について ~セラミック編~

審美歯科治療という言葉をご存知ですか?

とかく審美歯科という言葉だけが独り歩きしてしまい、特別な治療のように考えてしまいがちですが、一般に最近の保険歯科治療においても、審美的要素を全く考慮しないということはありません。

特に当院では以前なら金属により治療せざるを得なかった分野においても、近年目覚ましく材質の向上がみられるコンポジットレジン修復という治療法を積極的に取り入れています。

ただし、優れた材料であるコンポジッドレジンも、その性質上や保険給付の制約からどんな状況でも使用できるというものではありません。また、以前に比べて格段に性質が向上しているとはいうものの、長期的には着色や摩耗といった弱点を抱えていることも否めません。

そこで、そのような状況において効果を発揮してくれる材料が、セラミックという材料になります。

そもそも歯の表面は半透明なエナメル質という硬い殻に覆われており、内部に乳白色の象牙質という部分があります。
ですから、通常私たちが目にする歯の色とはその内部の象牙質の色を透明なエナメル質を通して見ていることになります。そのために歯の表面は独特な光沢と立体感を持つことができているのです。そして、唯一人工的にこの光沢と立体感を表現し、なおかつ長期に亘って維持することができる材料がセラミックという材料なのです。
図2 図3


セラミックとは簡単に言えば、陶磁器やお茶碗を想像して頂ければわかりやすいかと思います。
高分子材料でプラスチックの仲間であるコンポジッドレジンに比べ、セラミックはあらゆる部分で優れています。
セラミック材料による治療は非常に審美的で、長期安定性にすぐれ、なお且つ細菌の繁殖、臭いの発生、むし歯や歯周病の進行に対しても抵抗性が高くなるといったように良いことずくめなのですが、保険適用とはなりません。
治療費は部位や治療法の違いにより、約5万円から11万円となります。


図1

また、このセラミック治療を理想的に行うためには、治療のひとつひとつのステップをより細心の注意を払って処置を行っていく必要があります。
その為に当院では各種の装置や材料を使用し、最新の技術を習得し処置を行っております。また、技工所も実績のある専門技工所3社と提携し、症例に応じて適切な技工物の製作を行っております。

このように適切に処置されたセラミック材料による治療は、単に審美的に優れているというだけではなく、
長期的なかみ合わせの維持、良好な口腔衛生状態の維持などといった予防歯学的配慮が充分になされた治療法であるといえます。


どの部分がセラミックかお解りになるでしょうか?

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